AthlonMPと新マザーを購入〜病気が出ました(^^;;)

<第1日;購入で足が棒になった>
今日からGW4連休。今年はこんな休みの取れ方なのでどこにいくという計画も
立てられず、普段の仕事やもろもろのストレスのはけ口は結局PCの方にいくよ
うで・・・最近は給料も役員報酬扱いで据え置きで時間外手当もなくてPC基金
は決して裕福ではないのだけれど、周期的にどかっと何かを買って何か作って安
心したくなる。これって一種の病気でしょうかね(^^;;

というわけで、前の日曜日にポンバシにいってその時は断念したはずのAthlonMP
の入手、およびせっかく入手したOCZnoPC3000DDRメモリを活かすためのマザーを
探すという気持ちがムラムラと起きて来て今日は再度のポンバシ漫遊となりまし
た。今日の漫遊は半分は業務絡み。先日VA503+とK6-III/450で診療所の慢管シス
テムマシンを組んだのですが、そのためのLANカードやモニタも物色しに行った
のです。

最初に行ったのは日本橋会館のじゃんぱら。先日見た中古のMP1800+がまだある
かな、と。それがこの1週間、売れずにまだ残っていました。値段も変わってな
かったけど。それを確認して次に行ったのはソフマップ中古館。モニタの中古を
物色してたら、Atticの15inchモニタで附属品全有、画質も新品同様てのが7800
円だったのでこれに決めて配送してもらう手筈とし、いよいよ次なる目的を達成
しに歩きにかかりました。

しかし板に関してはかなり迷いました。あっさりKT333に行くか、チップの潜在
能力を信じてSiS745の後発品と行くか。あっちこっち見て回りながらいろいろ考
えたけど、Epox以外のKT333マザーのFDDコネクタなどの場所があまりよくなくて
うちのケースでは苦労しそうだった事、それにもう一つはやはり私の天邪鬼根性
(人と同じものをよしとしない懲りない(^^;)性格)があって、結局MSIの745Ultra
に決定。珍しくDOSパラが最安値で10980円でした。簡単に書いたけどここまでで
実に3時間半うろうろしてました(^^;;)。ここでCoregaの格安LANカード
(100/10Base)も800円でゲット。最後にさんざん見て回ったあげくFaithで新品MP
1800+のバルク21980円と言うのを見つけるも現物がなく、最終的に元のじゃんぱ
らに戻って中古1800+を21800円でゲットしました。

帰宅後戦利品を確認。石のコアやピンには一応不具合はなさそうで、当たり前だ
けどL1もClose。マーキングは「AMP1800DMS3C AGKGA0140RPCW Y6968420143」


左からMP1800+全景、マーキング、L1の拡大です。クリックしたら大きくなります

した。745Ultraの箱を開けると拡張USB用のブラケットなどの附属品と、マザー
を囲う中敷きがなぜかMSI製の万年カレンダーになってたりしてます。なんじゃ
こら。マニュアルや付属CDROMは見慣れた体裁でした。


左は箱。右は中身。中身の左側が変な組み立て式カレンダー(^^;;

板の奥行きはわりと短い方で、やはりSiS745のワンチップによる利点でありそう
でした。PCIスロットは5本だけど、PCI1とAGPとはかなり離れているので同居で

赤いマザー!!745Ultra全景です(クリックしたら大きくなるよ)

きそうです。VIAのオンボードUSB2.0は・・・どうなんでしょうね??あとBIOSは
AMIBIOSですが、マニュアルを見る限り限りなくAwardに近いタイプのようでした。
だけど初期K7S5Aと同じPLCCなので前に購入したROM焼き大丈夫が使えますわ(^^)。

BIOSまわり。AMIBIOSでPLCCタイプです。I/OコントローラはWinBond

というわけで、残り3日の休みもこの調教で終わるかな。もしかして時間が確保
できたらOSのクリンインストを行おうと思っています・・・


<第2日;工作は成功、でも・・・>

MP1800+と745Ultraによるアップグレードの第2夜です。
さっそく今日は組みなおし。その前にもしかしてウイルスなどおったらいかんの
で、ウイルスチェックやWindowsのエラーチェックなど行い、Startup項目を全て
消し、画面解像度をXGA16bitに設定して、それからおもむろに分解を開始。古い
板からまずCPUファンを取り外したのですが、新しい石をつけようとして、やは
り元のAthlon用のコア欠け防止スペーサは使用できない事が判明したので、まぁ
グリスだけでいいやと思ってひょっと見たら「あ、シリコングリス切れて
る・・・」

結局購入したコア欠け防止スペーサ

やむを得ず再度お買い物に行くはめに。ところがそうしたらうちの親からあれも
これもとお使い頼まれて、帰宅したらもう19時でした(^^;;。仕方がない
から先に食事をして、そして作業を再開しました。仮組みで電源投入して動作を
確認し、そして各種カードを組み込んで起動したら、あっさりと全てを認識し、
Windowsも起動しました。BIOSでは石は(当然?)AthlonXP1800+と認識されまし
たが、倍率変更は可能でした。

左;「仮組み」結構余裕あり 右;起動時画面XPと認識

startup項目を全て外してXGAの16bitで起動は完璧(まだ定格です)。そこで定
格でのSuperπ取得すると、1分19秒。これだけであっさりU80達成で新記録でし
た(^^)。そこでFSBを上げて行くと、再起動時にちょこちょこエラーが出はした
ものの、まずまず上がり、最終的にはFSB166実行可能で、166*9.5=1584MHzに設
定してSuperπも1分12秒とあっさり更新

coretest/99 Performance Test Results
vxd version=0200
System Name: MP1800+(166*9.5)
Date,Time: 05/04/2002, 21:02:04
read write move [MB/s]
4k 2999.0 5936.0 4475.5
16k 3016.2 6014.3 4513.4
64k 2907.6 6023.8 4504.0
128k 2642.1 3310.3 2089.2
256k 1706.5 1724.4 1288.4
512k 705.1 611.9 493.4
1M 702.0 594.9 485.4
2M 705.2 576.7 465.6
4M 706.4 575.5 461.2
8M 714.3 565.4 452.3

CPU clock1583.7 [MHz]
--------------------------------------------

256kが下がっているのが気になりますが、512k以上でのreadの速さにはちょっと
ビックリでした。

FSB166があっさり旨く行ったのに気をよくして、そのままの設定でSXGA,32bitに
上げても問題なし。そこでStartUp項目を全て復活させて再起動したのですが・・・
そこからがよくない。私のスタートアップにもいろいろ入っていてごちゃごちゃ
しているのが悪いのかもしれんけど、起動してログインPWが終わって起動Wave
が鳴る段階になって必ずexplorerがエラーを出してそこから進まないのです。
TaskTrayに常駐した何かが引っ掛かってると思うのですけど、結局FSBを147(とい
えば私が前の環境で使用していたFSBです!)にしてもエラーが出る・・・一体
何が悪いのか。あのOCZのメモリ、どうなんでしょうね・・・

今日は疲れたので定格FSB133で1533MHzにして今これをレポートしているという
次第です。これだとAthlonで1533MHzにOCしてたことを考えたら気持ちグレード
ダウンですねぇ・・・

明日またいろいろ格闘してみるべ・・・



<第3日;OCの極致まで>

745Ultra+AthlonMP1800+導入作戦3日めです。このGWはまさにこのためだけ
にあったようなものだな(^^;;)

今日は朝から気を取り直して定格起動からまずはMSIのサイトからDLしてあっ
たver1.1のBIOSに更新する作業から開始しました。readme.txtによればFDから
updateするな!と。ん?と思ったけど、どうも98の起動ディスクで起動し、HDD
から行うとの由。不安定なマシンで不安だったけどとりあえず実行し、なんとか
無事書き換えが行えました。またMSI関連の掲示板を回ってみると、FSB166が不
安定な原因として、PCIが1/5の設定でなく1/4であるため41.5MHzになってるらし
いこと、またPC2700ではVddrは2.7V以上だとかえって不安定になるらしい事なん
かを情報収集できたため、あらためてVddrを2.6Vにあえて落とし(しかしVcore
は1.85V設定とした)てみてFSB147にチャレンジしました。

そうしたところ、147*10.5=1544MHzであっさり起動し、しかも昨日より数段安定
しているのです。Operaでごちょごちょやっても落ちません。これはもしかして・・・
と思って各種ベンチをいったん取ったあと、今度は意を決してFSB166にチャレン
ジする事にしました。そうそう、それまでにWCPUIDを最新3.0fにあげたらちゃん
と取れるようになった事もここで付け加えておきますね。それで少しほっとして
気が大きくなった事もあります(^^)。


というわけで166*9.5=1584MHzにBIOSで設定して、行けって感じで起動したら、
昨日あんなにでていたexplorerのエラーが出ない(^^)。きちんと普段の常用
環境で起動しました。起動時BIOSでの表示は「AthlonXP 1900+」となっていまし
た。ここで取ったSuperπが1分13秒。そしてcoretest99が
--------------------------------------------
coretest/99 Performance Test Results
vxd version=0200
System Name: 745Ultra(166*9.5)
Date,Time: 03/05/2002, 15:34:44
read write move [MB/s]
4k 3002.9 5925.8 4475.6
16k 3016.2 6014.4 4516.9
64k 3016.6 5913.5 4504.0
128k 2656.1 3320.7 2088.4
256k 2474.7 2946.3 1907.9
512k 704.4 576.3 463.3
1M 698.6 582.3 469.5
2M 699.4 555.2 442.3
4M 695.8 546.5 431.4
8M 715.7 522.3 413.2

CPU clock1583.7 [MHz]
--------------------------------------------
でした。もちろんこれまでの最速記録でした。最後にHDBENCHが

Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW
63981 77454 28301 36391 46777

このメモリの数値見て今回初めてOCZ/PC3000の実力を見た気がしました(^^)。

さきほど、お遊びの最後にと、166*10で起動してみると、これが起動します。た
だし、startupが全て起動されず、アイコンをWクリックしてもファイルが開か
ないなどおかしい状況でした。でもなぜかベンチは取れて、Superπ1分10秒と最
速値を叩きだしました。

PSPでキャプチャするとハングするかと思ってデジカメで撮った証拠写真
左下に1666MHzで起動している事が示されています(写真をクリック!)

WCPUIDでの瞬間最大値が

[ WCPUID Version 3.0f (c) 1996-2002 By H.Oda! ]

Processor #1 : AMD Athlon XP (Model 6) / 7FA8698F
Platform : Socket A (Socket 462)
Vendor String : AuthenticAMD
CPU Type : Original OEM Processor (0)
Family : 6 (7)
Model : 6 (6)
Stepping ID : 2 (2)
Brand : ----
APIC : ----
Name String : AMD Athlon(tm) XP 2000+

Internal Clock : 1667.05 MHz
System Bus : 333.41 MHz DDR
System Clock : 166.71 MHz
Multiplier : 10.0

でした。この状態では終了も異常ないように見えたのですが、BIOSで166*9.5に
戻して再起動したらエクスプローラでエラー。しまった、要らんことしたかなー
と思いながらそこで電源断し、数秒待ってから再起動したら、起動時にScandisk
だけでなくレジストリチェッカが働き、レジストリ修復後はまたきちんと166*9.
5で起動しました。

現在166*9.5でしばらく使ってみています。秀丸で字を書いている分には問題な
いようです。あと、写真などをいじったり、Opera使ったりしてみようと思って
います。当面はまだマシンの蓋は閉められませんね・・・

蓋を開けっ放しでいじくってるマシン

<第4日;そろそろ蓋閉めよう・・・>

さて、家のマシンの方もそろそろ蓋を閉めたい。さっき昨日さんざん使った166*
9.5で起動したら、起動時に引っ掛かり、再起動くらいました。起動してしまえ
ば安定するのですが起動時に引っ掛かるというのは、やはりメモリというよりPCI
の限界くさいですね。U100かませているといってもHDDはOCにはちと評判の悪い
IBM製ですから、昨日までFSBの限界を166はいけると見れたところでFSBのOCはや
めて、今度は石の限界を見てみる事にしました。

といっても先日1660でおかしくなることは判ってるので147*11=1617を試してみ
るとこれはOK。そこでFSBを150として150*11=1650はと見ると、これがなんと
か通りそうです。150ならPCIが37.5ですからぎりぎりといったところですね。

150*11=1650MHzで定格+120MHz(AGKGAではこんなものか・・・)
-------------------------------------------
★大失π(Ver1.2.5) 結果★
ループ回数 2000万回 計算値 3.14159260358986
小数点以下7桁まで一致しました。
計算時間 0時間0分19秒38 SCORE 10.630(基準機:MMX-Pentium166)
-------------------------------------------
Superπは1分14秒
-------------------------------------------
coretest/99 Performance Test Results
vxd version=0200
System Name: 745Ultra(150*11=1650MHz)
Date,Time: 05/06/2002, 21:26:58
read write move [MB/s]
4k 3128.5 6171.6 4663.0
16k 3142.4 6266.3 4706.0
64k 3142.9 6276.2 4675.6
128k 2791.5 3506.2 2092.1
256k 1635.1 1776.2 1266.1
512k 616.8 525.0 450.2
1M 614.6 514.9 440.0
2M 617.4 481.9 415.0
4M 611.9 465.0 405.9
8M 624.1 458.8 400.8

CPU clock1650.1 [MHz]
--------------------------------------------
[ WCPUID Version 3.0f (c) 1996-2002 By H.Oda! ]

Processor #1 : AMD Athlon XP (Model 6) / 5BE2E1C5
Platform : Socket A (Socket 462)
Vendor String : AuthenticAMD
CPU Type : Original OEM Processor (0)
Family : 6 (7)
Model : 6 (6)
Stepping ID : 2 (2)
Brand : ----
APIC : ----
Name String : AMD Athlon(tm) XP 2000+

Internal Clock : 1650.00 MHz
System Bus : 300.00 MHz DDR
System Clock : 150.00 MHz
Multiplier : 11.0
---------------------------------------------

といったところです。WCPUIDの表示もXP2000+となったことだし、ここらで手を
打とうかな・・・


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