KT400マザー「Asus A7V8X」

(1)購入、組み立て(2002/9/23)

先週の日曜日、誕生日記念でAthlonMP2200+を購入したはいいけれど、肝心の
マザーボードがサラブレッドに100%対応していないということでこの間、745
Ultraのままで小細工をするか、それともあとのことも考えてKT400あたりのマ
ザーを導入するかで悩んでいました。

悩んだまま今日は別の用事もあってポンバシへ行ったのですが、結論からいえ
ばKT400チップセットのマザーを購入してしまいました(^^;;)。KT400に
はAbitのKD7、GigabyteのGA-7VAXP、AsusのA7V8X、そしてMSIのKT4Ultraなど
がラインナップされていましたが、先週から今週にかけてKD7はまだ影もかた
ちもなし。KT4Ultraは先週はいろんな店にあったのですが、今週はBest Do!に
しかなく(売り切れたのか??)、しかも値段も17000円弱と結構するのです。
7VAXPもオプションが少なくお安い方で14000円弱でしたが、そのなかにあって
A7V8XはgigabitLAN、IEEE1394、SerialATAなど豪華なオンボード機能がついて
いて18000円弱とむしろAsusのブランドも手伝って高級感がありました。ところ
がそのA7V8XのWA/LANのみのタイプがワンズで13600円と最安値だったのです。

実は前日までMP2200+の倍率変更が無改造できると確認が取れていたのがこれ
とKD7だけだったため、この板に対する気持ちの傾きは充分あったので、この
値段見て転んでしまいました(^^;;)。


Asus A7V8X 全景

帰宅して夕食もそうそうにさっそく換装開始。いつのまにかM/Bの換装にかか
る時間が30分もかからないほど手際よくなってしまってました(^^;)。最
小構成でのBIOS起動がOKだったため、まずはいつものベンチマーク用環境で起
動しようとしたのですが・・・


CPU周りは空間があって大きなシンクもつけられそう

今回のトラブル(^^;;)
Ultra100に繋いだHDDから起動しない(+_+;;)。BIOSで優先起動をSCSI
BootDeviceにしており、起動時にはちゃんとU100のBIOSも起動しているのに。
もちろんFDDからは起動します。これはだいぶ悩みましたが、PCIスロットを替
えてみたりしてもうまくいかず、最終的にはオンボードのUATA133対応のIDEで
3台のHDDとCDROM/DVDを繋ぎました。OCに影響が出るかとちとヒヤヒヤでした
けど・・・

だけどIDE/FDD/電源コネクタがドライブベイのすぐ前でケーブルの取り回しに苦労した

これで一応Windows98SE起動がOKとなりました。定格で付属CDからドライ
バ導入しその後いろいろベンチマークを実施していました。

まずは定格(1800MHz)。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
Processor AMD Athlon 1799.80MHz[AuthenticAMD family 6 model 8 step 0]
Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(TM) XP 2200+
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
35330 72961 88531 28458 39112 43305 57
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
79744 75200 10934 822 38265 31721 3687 C:\100MB

最高到達周波数→FSB166*12=1999MHz

Processor #1 : AMD Athlon XP (Model 8) / CD2CCF25
Platform : Socket A (Socket 462)
Vendor String : AuthenticAMD
CPU Type : Original OEM Processor (0)
Family : 6 (7)
Model : 8 (8)
Stepping ID : 0 (0)
Brand : ----
APIC : ----
Name String : AMD Athlon(TM) XP 2200+
Internal Clock : 1999.77 MHz
System Bus : 333.30 MHz DDR
System Clock : 166.65 MHz
Multiplier : 12.0

π104万桁取得最高1分3秒(更新)
 170*11.5=1955MHzは、とりあえず試せた最高FSBでした。

 
なお、この板のBIOSではFSB133-159はFSB/PCIが1/4、160以上が1/5になるとい
う、ちょっと変則なFSB/PCIですので、745Ultraのときよりも高FSBは試しやす
い環境です。とりあえず現在、実用環境として166*11.5=1910MHzで試用中です。
通常使用で今のところエラーは出ていません。

特徴は定格のHDBENCHでも判るようにメモリの速いところですね。定格であれ
ですからFSB175では

Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW
78028 94812 27797 33835 43413

ここまで上がります

常用環境のFSB166でのcoretestは

coretest/99 Performance Test Results
vxd version=0200
System Name: A7V8X_FSB166
Date,Time: 09/23/2002, 23:54:08
read write move [MB/s]
4k 3633.8 7166.7 5415.9
16k 3107.4 7278.0 5465.8
64k 3649.8 7289.6 5420.2
128k 3222.1 4029.9 2411.2
256k 3228.4 4024.8 2529.8
512k 665.1 650.9 515.3
1M 659.4 606.1 488.7
2M 659.5 629.3 503.7
4M 657.8 610.0 488.6
8M 668.2 599.5 482.5

CPU clock1916.5 [MHz]
--------------------------------------------
これでも結構速いっすネ

今日のレポートはここまで!

(2)Ultra100からの起動できました

昨日はなんでやれなかったのか、ちょっと原因が解りづらいのですけど、本日
もう一度Ultra100よりの起動を試してみたらなんとあっさり起動しちゃいまし
た>A7V8X

Bootデバイスの設定のところで、FDDとSCSIBootDevice以外にCDROMのところを
disabledにするだけで起動したのですが、どうも昨日はここにCDROMの名前が
入っていたようです。CD起動したいときはどうするのかがまた問題にはなり
ますが、とりあえずはU100起動できたのでOCによるHDDダメージを減らせるか
なと期待しています。

今日はもう一つ、オンボードLAN(GigabitLANらしいけど)をBIOSでどうして
も無効にできず、デバイスマネジャーで不明で残ってしまうので、Intel Pro/
100を抜いてこっちを使うことにしました。ところがカード引っこ抜いてネッ
トワーク設定でIntel Pro/100を削除して、不明のデバイスのドライバ更新を
しようとするのですが、一見入ったように見えて実は入りません。何回か繰り
返してみたのですが、ふと思いついて一度デバイスマネージャで削除してしま
い、再起動して自動認識させてみたところ、今度はきちんと入りました。
うーん、なかなかうるさいもんじゃ。

さすがにHUBもケーブルも他のマシンもみな100Base/TまででGigabitのものは
ないので、その速度を味わうのは今のところ無理ですが、まこれは未来対応と
いうことで・・・


(3)FSB180へ到達

高FSBがどこまで行くかというのはOverClockerの一つの目標ですが、とりあえ
ずFSB166の安定稼働を目標にKT400を導入した私としては、170*11.5が安定し
て動いてくれるならば言うことなしです。でも、せっかくですからもう少し上
がらないかな・・・と思い、マイナーなチューニングを施してみました。

まずはメモリチューニングということでいろいろいじってみましたが、OCZの
PC3000はメモリ設定を詰めると耐性が下がるという情報もあり、最終的にはH.
Kanohさんの情報を参考にさせていただいて、CL2、3-3-6、4wayインタリーブ
(Vddr2.85V)にまで設定、これで最高FSB180までで180*11=1980MHzでSuperπ
取得に成功しました。なんと1分1秒(^^;)。U60はあとすこしのところ
で持ち越しです・・・

ところで、実は耐性に定評のあるWinbondのBH-6チップを載せたPC2700メモリ
があったら買おうと思ってギガストアに行ったのですが、チップの確認が不能
で指定も無理な印象だったので、かわりにメモリやチップセット冷却を行なっ
ている函体内ファンを今の8cm2000RPMのものから変更すべく、12cm2000RPMの
ものを見つけて購入して帰りました。結構冷えてますよ。これが今回の高FSB
達成にも一因してるようです。

benchmarkは

Superπ 104万桁 1分1秒


★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
Processor AMD Athlon 1979.76MHz[AuthenticAMD family 6 model 8 step 0]
Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(TM) XP 2200+
Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW
80048 97517 28663 40439 47815

[ WCPUID Version 3.0g (c) 1996-2002 By H.Oda! ]

Processor #1 : AMD Athlon XP (Model 8) / 7E916712
Platform : Socket A (Socket 462)
Vendor String : AuthenticAMD
CPU Type : Original OEM Processor (0)
Family : 6 (7)
Model : 8 (8)
Stepping ID : 0 (0)
Brand : ----
APIC : ----
Name String : AMD Athlon(TM) XP 2200+

Internal Clock : 1979.99 MHz
System Bus : 360.00 MHz DDR
System Clock : 180.00 MHz
Multiplier : 11.0

しかし、常用環境ではベンチは取れたものの、MusicMatchJukeboxでのMP3作成
でエラーが出たため、常用では170*11.5に戻しています。この設定なら同じメ
モリの詰めでもMP3作成にエラーは出ないようです。


(4)U60をようやく達成

さらに昨日に引き続きKT400+MP2200いぢくり記録です(^^)。
メモリ設定にボトルネックのあることはほぼ確定的でしたので、今日はまず
BIOSでのメモリ設定をどこまでいじれるかを検証しました。

OCZのPC3000メモリ(PC3000/CL2.5)2枚差しが昨日までの検証で、3-3-6/CL2/
4Wayインタリーブで動くことは判っていましたが、1TCommandControlはAuto
設定でした。これを明示的に有効にしたらもう少し速くなるかも、というのが
仮説でした。

昨日Superπ1分1秒を出したFSB180*11倍=1980MHzで上記設定を行ない起動す
ると、窓起動直後にExplorerがさっそくエラー。だけどそのエラーウインドウ
を閉じたら普通に動きそうだったのでSuperπ実行したら、なんとその環境で
初めてU60達成の59秒を記録したのでした(^^)/


同じ環境で1TCCだけAutoに戻したら、エラーは出なくなった代わりにまた1
分1秒に逆戻りしましたから、Autoでは1TCCが効いてないことが予想されまし
た。でもそこまでエラー出されちゃ常用はできませんね。

次に3-3-6/CL2/4wayでFSBの耐性調べてみました。時間がなくて5MHz刻みです
が、FSB190までは起動OK。190*10でπ取得できました。195*10ではPOSTするも
のの起動時エラー。石は170*11.5=1955MHzで起動することが確認されています
のでFSBに無理があったものと思います。ところがFSB200にしてみると、電源
オフして再起動をしてもPOSTせず、数分待って再起動したらなんとかBIOSはで
るもののそれ以上にはどうしても行きません。これが、DDR400にした(なった)
から2枚挿しで引っかかったのかどうか、は未検証ですが可能性はあるかもと
思います。


本日の最終安定常用環境はFSB172で172*11.5=1978MHzです。各種アプリ使用し
てもエラーは出ていませんです。しかし、A7V8XはOC環境だとリセットもソフ
ト再起動でも、必ず一度電源オフしないと再起動してくれないのは何とかなら
んもんでしょうかねぇ・・・

(5)クーラーも見直し(2002/9/28)

MP2200+を導入し、それにあわせてKT400マザーを導入し、と波瀾の2週間だっ
たですが、この中で気になりつつあったことがあります。それはここまで周波
数が伸びたAthlonで、これまでと同じCPUクーラーでよいのかということで
した。

実際起動時のBIOSで見てもCPU温度は40℃前後、窓起動時はAsusProbe使用で測
定する限り46-7℃にも達しています。得意のKCpuCoolerもほとんど効いていな
いようです。これから冬に向かうとは言え、来月出てくると予想されるXP2600
+までに対応するには今のPAL6035MFC+Delta6800RPMfanでは不安。そこでのざ
と診療所の引っ越しで診療のなかった今日、午前中に診察場入力の練習に行っ
た帰りにクーラーを見に行きました。

今日はあくまで何かを「探しに行った」わけではなく、モノがCPUクーラーで
すから、目標の場所は決めていました。前のPAL6035MFC導入時にもお世話にな
ったのですが、私がクーラーを新規に導入する場合の相談相手は、ポンバシで
んでんタウン南端の高速のすぐそばにある小さなお店
「ギガコンプ」です。

すでに掲示板でも話題になっていたアルファのPAL8045がやはりお勧めという
ことでしたが、あのお店のいいところは、まずそのヒートシンク、あるいはク
ーラーのみをそのままユーザーの工夫に任せるという形で売っていないこと。
クーラーとしてはお勧めのOryxの3800RPMFANを付けているのですが、付属のネ
ジでは止まりが悪いということで本来は75mmのネジをわざわざ5mm削ったもの
を自社作成して付属させてくれていたりします。さらに熱を下げるための工夫
としてこれもオリジナルのシリコンゲルシートのついたMB補強バックプレー
トをお勧めに入れてくれたり、そしてマザーへの装着の可能性や、装着の際の
注意(ワッシャを何本使うとか言う具体的なこと)などに関しての親切な「買
う前のサポート」があったり、というのがこのお店のよいところです。

PAL8045+ORYXFan+αの「Gigacomp Special」

下のお店のHPを見ていただくと今回のクーラーのお値段が載っていて、ここ
は決してお安くないのですが、このようなオリジナルな工夫と親切な指導、サ
ポートがあってこれまでも期待を裏切られたことはないので、私はこの価格は
妥当だと思っています。

ギガコンプのHPは
http://cgi3.osk.3web.ne.jp/~gigacomp/index.shtml

(5’)PAL8045装着(2002/9/29)

さて、今日は昨日購入してきたPAL8045/GigacompSPをとりつけてみました。話
で聞いていたときにはさほど思わなかったけれど、実際の取り付けがこんなに
大変とは思いませんでした。充分お値段分、経験値も上がったし、そして効果
も上がったように思います。

まずは先日MB購入してきたと同じ状態までマシンをバラし、MBを取り出し
て古いクーラー(これもPAL6035を使用したもの)を取り外しました。そして
いよいよ取り付け段階開始。

ここで最初に、CPUソケット横に空けられた孔に、シンクを固定するための「ス
タンドオフ」を取り付けるのですが、MBウラでナイロンナットが歯飛びする
のを予防し、さらにMBが重さで反らないように補強するセラミック板を一緒
に取り付けなければなりません。しかしここで第1関門。この板の4か所に空
けられた孔にワッシャ2枚づつ載せてMBの孔にあわせるのですが、すぐにワ
ッシャがずれてしまってこれがなかなか難しいのですよね。そこでひと考え。
ワッシャにごく少量のシリコングリスをつけて粘着させ、これで無事スタンド
オフ設置が完了しました。


(左)ソケット横の4つの孔に「スタンドオフ」装着(右)MBウラ補強板

次にシンクの準備です。4つ空いた大きなネジ孔にワッシャを普通より一枚ず
つ増やしてバネと止めネジをセットします。そしてこのシンクを前後ろ間違え
ないようにしてCPUの上に載せ、止めネジを先ほどMB上に準備したスタンド
オフの奥まではいるように対角線方向の順番に締めていくわけです。と書くと
とても簡単そうだけど、実際にはこのネジ孔とスタンドオフの位置をあわせる
のも一苦労でした。ネジはバネの影響でシンクの外には出て来ていないですし、
あまりごそごそやって本来ならこのシンクを使ったら起こるはずのないコア欠
けを作ってしまわないとも限らないですからね。


しかし本当にでかい・・

そして最後にORYXのFANを設置してネジとめして完成です。完成してみるとや
はりでかいですねぇ・・・(^^;;。効果のほどですが、装着直後動作確認
のための最小構成の起動時にBIOSのPC Health Statusでは36℃と通常の40℃前
後に比して約5℃低下していました。その後常用環境(FSB172*11.5のOC)にて
Asus Probeの表示で40-41℃と、これも通常の45-6℃から5℃程度下がっていま
す。ギガコンプのおっちゃんの話では10℃は下がるということでしたが、さす
がにそこまでは行かないようですね・・・


新シンク装着後の函体内。でかいファンのおかげで風通しはいいですよ