■2631 / inTopicNo.2) |
イナートリキッド入れました〜
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□投稿者/ H.Kanoh -(2004/05/19(Wed) 10:21:44)
| 自宅3号機まくらもトップの冷媒交換終わりました。
まずはバラして流路を無水アルコールで数回洗浄し、数日間乾燥させました。 それから再組立てして冷媒を注入したです。
使用冷媒は下記のEF-L174で、注入量は約450ml。完全に無色透明ですな。 製造元はJAMCO、販売元は三菱マテリアルです。 http://www.jemco-mmc.co.jp/products/products025.html
冷媒交換後の状況 ・冷却性能そのものは水冷時とほぼ同じ。
・動粘度が高く比重も重いため、ポンプ始動時の空回り(キャビテーション)が 水冷時よりも激しい。水冷だと最初の1秒「ガッガッ」くらいで始動したが、 イナートだと2,3秒「ガッガッガッガッ…」という感じで始動します。 始動してしまえば水冷時と同じで静かですし、見た目で水と同じくらいの流量 が出ています。
・有機冷媒なので静電気の発生が激しい。 冷媒交換後、時々バチという音がして、システムが固まる事がありました。 どこか壊れたか?と思って調べたですが、部屋を暗くして観察するとポンプと ケースの間で火花が飛んでました〜(^_^;;;; 有機冷媒を樹脂製ホースやポンプの中を流してるので、静電気が発生したようです。 しゃあないので、ポンプとケースを導線で接続して静電気を逃がしてます。 有機冷媒特有の注意事項ですな(^_^;
ということで、冷媒交換は終わりました。 冷却性能を落とさずに、水冷の問題点(錆、電蝕、漏水時のショート)を根本的 に解決できました。 イナートリキッドは分子量が大きく、水よりも樹脂ホースからの透過蒸散も 少ないので、ほぼメンテナンスフリーを達成できましたです。万一、漏れても ショートの危険はありません(^_^)
液冷の問題点はやはりコストが高い事です。小口スポット購入だと1万円/Kg ですけど、石油缶単位ならもっと単価は下がります。どこかの水冷ショップで 石油缶で仕入れて小売りしてくれれば、もっと安くなるんだろうけど…(^_^;;;;
それから、ポンプは水冷用と同じでも何とかなりますが、始動時負荷が大きく 比重も重いので、水冷用よりも1ランク高性能なものを使った方が良いかも。 輸入品の110V用ポンプだと、ちょっとヤバイかもね。熱帯魚関連サイトを 調べると、海外製の110V仕様ポンプを100Vで使うと始動性が悪く、キャビテー ションでポンプのインペラーが壊れたり、振動・騒音が大きくなる事があるそうです。
今使ってるエーハイム1048ポンプはインペラーがセラミック製で丈夫ですし、 ちゃんと100V50Hz仕様に適合してるので、このまま使って様子を見るつもりです。
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