| こんにちは>七個さん、おひさしぶりです
■No3494に返信(七個さんの記事) > 事情があって 両腕とも 手首でしか血圧を測れないことになりました > どっくさんは 数値にばらつきがあるので あまりお薦めではないというご意見だったと思いますが でも 譲歩して使うとすれば どんなところに気をつけて求めたらいいのか アドバイスをくださいませんか > 本当は メーカー名 機種名まで 教えていただきたいのですが > それが無理なのは 承知しています > たとえば ○○円以上なら まぁまぁ かも ぐらいで結構です > 久しぶりの登場が こんなことで 申し訳ない よろしくお願いします
手首計に関しては最近かなり事情は変わってきました。 もともとその精度を他のメーカーに先んじて上げてきたのはPanasonicなのですが、今店頭に並んでいるテルモ、オムロンなどのメーカーも精度に関してはかなり並んできています。そしてどのメーカーも、体動を感知する機能や、測定部位や手の位置などのエラー情報を通知するようになってますので、現時点ではメーカーの差なく、どの機種を選ばれてもそれなりの満足度は得られるかと思います。
ただ、人間の身体が変わったわけではなく、また測定法がオシロメトリックであることも変わりはないですから、手首の動脈が細い場合に測定エラーが出やすいという事情は同じだと思います。つまり私が手首計をあまりお勧めしない理由は、機械の問題というより、この人間の手首動脈の細さに個人差があってそれが故に「測定値の正確さ」にも個人差がやはりある、と言うことなのです。実際に購入して使いこんでみないと、そういう状況かどうかは判らないわけですから、そういう不確定な危険性を侵してまで高価な手首計を購入するメリットはないのではないかと考えているわけです。
あくまで「家庭血圧測定の標準」は上腕測定である、と言うことです。条件が揃うならば手首測定も悪いというわけではない、と言うことでご理解いただきたいと思います。
しかしながら手首でしか測れないというご事情となればこれはやむを得ないわけです。実際には上腕で測定できる機会が少しでもあるなら、その値と手首での値の誤差レベルを確認されておかれるのがベストで、その上で、一定の同じ条件で測定する限り手首計でもきちんと血圧の「傾向」(=普段通りか、上がっているか、下がっているか、など)をチェックすることは可能だと思います。
手首で測定するときの一般的注意は上腕とさほど変わりません。体動をできるだけ抑えること、測定部位を心臓の高さに保つこと、などで、前述したように体動感知はたいていのメーカーが対応しているようです。
ということでよろしいでしょうか
どっく
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