誕生日記念散財
    〜MP2200+に換装

<第1日;購入まで>(2002/9/14)

明日は私の生誕2Ch周年記念日です(^^)。毎年誕生日にはポンバシ漫遊して
自分に一つ何かパーツをプレゼントというのが恒例なのですが、明日はちと自
宅で用事がありましたので前日の今日、夕方にポンバシ漫遊してきました。記
録を見ると昨年の誕生日記念には、あのK7S5Aを何とか復活させようとして失
敗し、キレてKG7を買いに行ったとありますね。ははぁ(^^;)。もうア
レから1年ですか・・・

ところで、ポンバシには到達したものの、今年のお買い物は何にしようかと正
直かなり迷っていました。候補としては

(1)FSB166が安定して走るKT400のマザー
(2)も一つ不安定なXabre400に代わるGF4Ti4200ビデオカード
(3)MP2200+(^^;;;)

あたりを考えていましたが、ポンバシを歩き始めてもまだ結論は出ません。し
かし、そろそろとお店を回ってみると、まずKT400のマザーはあまり選択肢が
ない。GigabyteのGA-7VAXやAsusのA7V8XはともにFSBの選択や倍率変更の点で
難がありそう。唯一興味を惹かれたのはMSIのKT4Ultraですが、店頭の表示を
見る限りはFSBや倍率が自動設定になってるんですよね。MSIのことだからそん
なことはないと思っても、ちょっと引いてしまいます。
そして問題のABITのKD7は出ていない・・・

ビデオカードもTi4200のカードは各種あって、お値段もかなりこなれて来てい
ましたが、Xabre400(それも私が使用してるやつ)がすでにじゃんぱらにたく
さん並んでいて、しかも新品でもずいぶん安くなってるのを見ると、逆になん
だかあっさりGF4に転ぶのも面白くないような気がして・・・(^^;;

結局ビデオカードはもう少しXabre400のドライバの熟成を待ちたいと思い、マ
ザーはそのうちSiS746DX2が出ると欲しくなるだろうと思ってとどまり、で最
終的に帰途についたときバッグの中に入っていたのはバルクのAthlonMP2200+
でした・・・。ちと値段は予算オーバーでしたがそこは誕生日ご祝儀で。それ
でもPCワンズでバルクとしてはポンバシ最安値だったんですけどね。

ところで、買うときにしっかり店員に確認されてしまいましたが、もちろんこ
のMP2200+はThoroughbredコアです。刻印は



となっていました。745UltraのThoroughbred対応だけが心配なんですが、まぁ
Palominoがちゃんと動いてるんですから動くでしょう。電圧だけ確認しとかん
とダメかな。下見る限りちゃんとL1クローズのようですね。


明日は一日家にいないといけない用事もあるので、換装はゆっくりやります。

<第2日;導入は成功、でも・・・>(2002/9/16)

15日の午前中はいろいろ用事があって取りかかれず、午後3時過ぎになってよ
うやく行動を開始しました。まずはマシンを所定の場所から引き出してきて作
業場所に移動させ、前のCPUからファンとヒートシンクを取り去ってからソケ
ットから外しました。その時に、これまで使用していたコア掛け防止プレート
も外して新しい石に重ねてみましたが、新しく増えたコンデンサなどが邪魔に
なってきちんと重ならず、新しい石に使用するのは断念。

とりあえずMPのコアの上にシリコングリスを薄く塗ってそのままAlphaのPAL6035
MFCを載せて、真上からゆっくり力を加えながら固定。Deltaの7200回転ファン
を乗せて換装は終了です。まずは最初ビデオカードのみの環境で定格起動がOK
であることを確認したので、そのまますべての周辺機器を繋いでおきました。

あっさり起動したのでちょっと拍子抜けした気分でしたが、起動時画面でAthlon
XP2200+と表示されたので石への対応は充分と考えました。でもあとからそう
でないことが判ってきます・・・

まずはベンチマーク用HDDで起動してFSB133、倍率By H/W、VcoreAutoで定格動
作を見ました。もちろんこれに問題はなく、この時点で全くの定格のこの石が
さんざんOCして到達したSuperπ1分9秒に迫る1分10秒を記録しました。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name (MP2200+定格)
Processor AMD Athlon 1799.75MHz[AuthenticAMD family 6 model 8 step 0]
Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(tm) XP 2200+
VideoCard XP400A
Resolution 800x600 (16Bit color)
Memory 522,808 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2002/09/15 19:39
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
33981 72839 88483 28355 24619 35016 57
Rectangle Text  Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
78345   74385 12700 1352 38293 29714 3330 C:\100MB

ところが、それならばさて、と始めたOC遊びでつまづくことになります。定
格実クロックが1800MHzですので166*11=1826なら普通に起動するだろうと思っ
てやってみたのですが、例えば起動時に旗で引っかかるとか保護エラーだとか
ではなくて、全くBIOSが出ずCmosクリアしないと再起動ができない。おかしい
なと思って今度はFSB133に戻し、倍率を14〜15倍と上げてみましたがこれも
BIOSNGです。結局は倍率に関しては上も下も変更できず、ByH/WでしかBIOS
起動ができないという状況。と悩みをネットで書いていたら、XPもMPも2200+
はL1でなくL3関連で改造しないと倍率変更ができないという情報をいただき
(もっとも簡単なL3クローズで5〜12.5倍には設定できるという情報もいただ
きましたが)、結論からいえば私のスキルでは今回のMP2200+はちょっと分不
相応だったというわけですね(^^;;)。

L3クローズは近くのコーナンで熱線補修剤でも買っておけばできそうとは思い
ましたが、745UltraのFSB166が必ずしも安定していないので、13倍以下に決め
打ちするのも不安なので、当面は改造なしで745UltraのBIOSのアップを待ち、
あるいは最終的にKT400あるいはまだ見ぬSiS746DX2での倍率変更対応マザーに
期待をかけようと結論を出しました。


ただ、最終到達は常用環境でFSB140、倍率ByH/W(13.5倍)で1890MHzです。これ
でSuperπは1分7秒で一応更新しました(U60ならずです・・・)

左;Superπ記録更新 右;3DMark2002SEのシステム情報でサラブレッド1.89GHzと認識

他のベンチマークは次の通りです

[ WCPUID Version 3.0g (c) 1996-2002 By H.Oda! ]
Processor #1 : AMD Athlon XP (Model 8) / 329C717C
Platform : Socket A (Socket 462)
Vendor String : AuthenticAMD
CPU Type : Original OEM Processor (0)
Family : 6 (7)
Model : 8 (8)
Stepping ID : 0 (0)
Brand : ----
APIC : ----
Name String : AMD Athlon(tm) Processor
Internal Clock : 1890.00 MHz
System Bus : 280.00 MHz DDR
System Clock : 140.00 MHz
Multiplier : 13.5

[coretest/99 Performance Test Results]
vxd version=0200
System Name: FSB140_mp2200+
Date,Time: 08/06/2002, 00:17:44
read write move [MB/s]
4k 3579.3 7083.4 5340.5
16k 3599.5 7177.3 5390.1
64k 3600.0 7189.2 5375.2
128k 3174.1 4006.4 2496.4
256k 3203.5 4008.8 2497.6
512k 644.4 410.9 369.9
1M 642.7 407.7 371.2
2M 660.6 430.8 386.4
4M 650.3 442.7 398.1
8M 669.5 450.1 405.8
CPU clock1890.0 [MHz]
--------------------------------------------

[ ★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ ]
M/B Name
Processor AMD Athlon 1889.68MHz[AuthenticAMD family 6 model 8 step 0]
Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(tm) Processor
VideoCard XP400A
Resolution 800x600 (16Bit color)
Memory 522,808 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2002/08/06 00:23

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
36066 76475 92567 29839 28460 38383 57
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
79360 75509 13540 1352 37897 36183 3809 C:\100MB

[PCMark2002]
CPU SCore 5507
Memory Score 3105
HDDscore 1013

[★大失π(Ver1.2.5) 結果★]
ループ回数 2000万回 計算値 3.14159260358986
小数点以下7桁まで一致しました。
計算時間 0時間0分15秒81 SCORE 13.030(基準機:MMX-Pentium166)

[SISoft Sandra2001 SE ;CPU Benchmark]




<FSB143までは何とか・・・>2002/9/17

MP2200+導入記のおまけその1です。当面倍率変更に関しては無理な改造せず、
板のBIOS待ちと行こうと考えたのですが、仮にBIOSが対応しても12.5倍以下は
無理かもという話で、それならばまず14〜15倍がもし可能になった際にFSBは
どこまで行けるのだろうと考えてみました。しかし、初日にFSB145はNGだっ
たことが判明しています。

当面14倍で2GHz超となる最小のFSBが143ですので、143Mhzで起動可能かどうか
をチェックしてみたところ、一応起動しました。Superπ取れて1分6秒。



HDBENCHは

ALL Integer Float
10828 78066 95168

大失πは
★大失π(Ver1.2.5) 結果★
ループ回数 2000万回 計算値 3.14159260358986
小数点以下7桁まで一致しました。
計算時間 0時間0分14秒75 SCORE 13.966(基準機:MMX-Pentium166)

でした。ただし、最初試した際には窓の開け閉めをしていた際にExplorerがエ
ラーを出したので、bench環境から常用環境に戻す際にVcoreを1.750Vまで上げ
てみました。それでいまこの文章を書いていますが、今のところエラーは出ず
です。これでBIOSがうまくいけばOver2GHzの夢はかなうかもですね!