(13)BIOSの復旧方法(実践編)
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先日J:COM開通の片手間に、modbin6で隠れ設定をONにしたbiosをアップデートしようとした時に、BIOS設定をデフォに戻すのが面倒で設定をカスタムしたままBIOSアップデートしたら、起動不能になりました。やってる事自体が、かなりヤバイ事なのに、そういう意識が麻痺してるんですかねぇ...片手間でやっちゃいかんですね。(最近仕事が忙しくて、全然PC弄れなかったんで、やりたい事がたまってたんですよ。)で、結果を言うと見事に復活させる事ができました。その手法を説明しましょう。
BIOS飛んだマザー:EPoX EP-9NDA3J
AwardBIOS(4Mbit-ROM,BIOSイメージ512KB)
nForce3 Ultra,Athlon64 3000+(Venice)
復旧に使用したマザー:MSI 845Pro
AMIBIOS(2Mbit-ROM,BIOSイメージ256KB)
i845(SDR-SDRAM),Pentium4 1.8GHz(Socket423)
使用したフラッシュツール:GIGABYTE @BIOS
(Version1.10a,B05.1026.1)
手順:
1.P4マザー(2Mbit-ROM)でWin2k起動
2.2Mbit-ROMを抜く
3.焼きたい4Mbit-ROMを刺す
4.@BIOSで焼く
5.ROMを元に戻す
まず最初に、DOS起動でAMIFLASHもAWDFLASHも試しましたがダメだった事を明記しておきます。ついでにBIOSイメージはlzh圧縮されてて、それを解凍したら128KBのBIOSイメージが出てきて、それを焼こうとしたけどダメだった事も付け加えておきましょう。どうも復旧に使用したマザーが2MbitなBIOSだったのが理由だと思うのですが、/fを付け問答無用に焼こうとしてもダメでした。
次に、ハードの制御がBIOS依存のDOSではダメなのかもと考え、Windows上から他メーカーマザーでも動くGIGABYTEの@BIOSを試してみる事にしました。そしたら実にすんなり書き込む事ができました。なんでこんな大騒ぎしているかというと、容量の小さいROMを搭載したマザーで、チップセットもメーカーも世代も違うモノを使ってBIOS復旧を成功した例を私自身web上でも見た事が無いのです。いや確かに@BIOSの話は他所から見つけた情報ですが、そこでも2Mbitマザーで4Mbitは出来るかどうか分からないとされていました。4Mbit-ROMは最近のマザーでしか使ってないので、余計にそうなのかもしれませんけどね。
と言うわけで、まとめてみるとこんなカンジです。
ちなみにEP-9NDA3JのBIOSイメージは、***1.binとなっているモノを
さらにlzh解凍したら、128KBの***2.binファイルになりました。
(***1と***2は別名です。)
つまり、実際は1Mbitしか使ってないようです(爆)
それにAward6と言われるもんは、***2.binはmodbin v4.50.80cで開けたから
ただ単にlzh圧縮をサポートしただけかもしれません。
<参加者の感想>
Aさん:
なるほどねぇ。
Windowsに行ってしまえば、ROMは無用の長物ですから、加工自由ちゅうことですね。
4Mbit ROMでも今だ半分しか使ってないってことは、ADRS Hi PinをUP/DOWNすれば、DUAL BIOSにも出来る訳だ。
そーいや、Z80時代にEP-ROMソケットでEP-ROM焼いたっけな(笑)
最近は、ズボラで必要に迫られないとBIOS UPしないもんな。
Bさん:
凄いっすねぇ〜!
目から鱗ってなぁ〜この事ッス。
WinからのBIOS焼きは少々バカにしてたんですが・・・考え方変わりましたです。
Cさん:
とても参考になりました〜♪
異機種マザーでBIOS復旧する方法の決定版になりますね。
そっこーで@BIOSをダウンロードしておきました(^_^)
あとDOS版BIOS焼きツールだとUniflashというのが自由度高いそうです。
awdflash等で/fつけてもダメな場合でも、これだと焼けるらしいです。
私は使いこなしてないですが、よっちゃんがUniflash使いのプロですね。
